第6回 日々の腎臓病食 〜秋編〜

日々の腎臓病食

本コンテンツは腎臓病食の一例を紹介しております。摂取可能な栄養量については、患者さんごとに異なっております。ご自身が摂取可能な量については、主治医にご相談ください。

西クリニック、管理栄養士・中山理恵さん監修による、秋ならではの素材を取り入れた腎臓病食をご紹介します。塩分とタンパク質を控えながら、きのこや根菜など旬の素材のおいしさを満喫できるメニューをお試しください。

旬の食材をぜいたくに。療養食とは思えないおいしさあふれる秋メニュー

五目ごはん 五目ごはん

具材の旨みで、減塩ながらもしっかりとした味わい

白いごはんとおかずの組み合わせばかりでは、食卓も単調になりがちです。たまには趣向を変えて、炊き込みご飯にしてみてはいかがでしょうか。旨み成分たっぷりの鶏肉や油揚げ、食物繊維たっぷりのごぼうやきのこといった具材を加えれば、少量の調味料でもおいしい五目ごはんが作れます。残ったごはんはおにぎりにしてもおいしく召し上がれます。

  • <材料>

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    冷めてもおいしいので、お弁当やおにぎりにするのもおすすめです。

  • 材料

  • 作り方

揚げ出し豆腐 なめこおろしと三つ葉添え">揚げ出し豆腐 なめこおろしと三つ葉添え

ヘルシーな豆腐が、ごちそうに早変わり

低カロリーで普段はわき役にまわりやすい豆腐を、ひと手間かけて主菜に仕上げました。衣用には小麦粉より低タンパクの片栗粉を使いますが、カリッと揚がるように少し小麦粉を混ぜています。豆腐は揚げたてのうちにたっぷりのあんをかけ、ナスとなめこ、三つ葉で彩りを添えていただきます。ボリュームの点で物足りないようなら、ご家庭にあわせて野菜やきのこを揚げて、つけあわせを増やすのもよいでしょう。食べ盛りのお子さまには鶏の唐揚げを加えるなどして調整してください。

  • <材料>

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    煮立った煮汁に大根おろしを加えます。

  • 55

    揚げる直前に粉をまぶすとカラッと仕上がります。

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    油が飛ばないよう、豆腐は網を使うなどしてゆっくりと入れます。

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    三つ葉を添えて彩りよく仕上げます。

  • 材料

  • 作り方

きのこの卵とじ _num">きのこの卵とじ

低カロリーなきのこで、秋らしいひと皿を

ぶなしめじとまいたけを使ったやさしい味の一品です。玉ねぎとにんじんで栄養価とボリュームをアップし、卵でふわっと仕上げます。手間もかからず簡単にできるので、冷蔵庫にある食材などを活用して定番にしていただきたい小鉢ものです。

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    具材に火が通ったら、卵を流し入れます。

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    絹さやで彩りを添えたら完成です。

  • 材料

  • 作り方

大根とほたてのサラダ 大根とほたてのサラダ

ほたての缶詰がポイントの簡単サラダ

切って混ぜるだけでできる、失敗なしの美味しいサラダです。マヨネーズだけでは単調で物足りなさを感じてしまうので、酢と醤油を加えさっぱりとキレのいい味に仕上げました。ほたての旨みと食感が食欲をそそります。

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    大根ときゅうりは、水分をしっかり絞ります。

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    全体に味がなじむよう、しっかりと混ぜ合わせます。

  • 定番にしたいおいしいサラダの完成。

  • 材料

  • 作り方
身近にある食材を使い、なじみのあるメニューをご紹介し、毎日の食生活に取り入れやすいよう工夫してみました。ぜひ、ご家庭でも試してみてください。次回の「日々の腎臓病食」をお楽しみに。 身近にある食材を使い、なじみのあるメニューをご紹介し、毎日の食生活に取り入れやすいよう工夫してみました。ぜひ、ご家庭でも試してみてください。次回の「日々の腎臓病食」をお楽しみに。

中山 理恵

監修 中山 理恵 監修
中山 理恵

CKD診療や透析を行う専門クリニックで、長年にわたり管理栄養士として、個別にきめ細かな栄養指導を実践。食の楽しみを奪われがちな透析患者さんに、限られた予算でできるだけおいしい食事を提供したいと、日々研鑽を積んでおられます。他院で食事の辛さを経験し、食べ歩いた透析患者さんからも高い評価を得ています。

中山 理恵