ケーススタディ
難病医療費助成制度では、どれくらい医療費の負担が減るのか、ケーススタディから確認してみましょう。
医療費助成制度の「世帯」は住民票の「世帯」とは異なります
- ●難病の医療費助成制度では、同じ医療保険に加入している人を「世帯」とします。
■医療保険ごとの世帯イメージ
市町村民税額を知るには……
市町村民税額で自己負担限度額が決まるといっても、ご自分の税額を把握している人は少ないかもしれません。会社員であれば年1回会社を通じて市町村から税額の通知書が送られます。自分で直接納税する自営業などの人は、市町村から年1回納税通知書が送られます。通知書が手元になくても、役所で市町村民税課税証明書をとれば、税額が確認できます。
自己負担限度額は、加入している医療保険によって誰の所得で決まるかが異なります
- ●自己負担限度額は加入している医療保険によって対象となる所得が異なります。
- ●所得は納めている市町村民税額で把握されます。
■患者さんが被用者保険に加入している場合(被保険者、被扶養者問わず)
「被保険者の所得(市町村民税額)」で自己負担限度額が決まります。
■患者さんとその家族が国民健康保険に加入している場合
同じ医療保険に加入している世帯全員分の所得(市町村民税額)で自己負担限度額が決まります。
支払い先が複数になっても自己負担限度額を超える負担はありません
- ●診療所で診察を受け、薬局で薬を受け取るなど、複数の場所で医療費を支払っても、自己負担限度額を超える負担はありません。
- ●医療機関では、自己負担上限管理票という書類で自己負担額を確認します。