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第4回 日々の腎臓病食 ~夏編~

日々の腎臓病食

本コンテンツは腎臓病食の一例を紹介しております。摂取可能な栄養量については、患者さんごとに異なっております。ご自身が摂取可能な量については、主治医にご相談ください。

今回も引き続き西クリニック、管理栄養士・中山理恵さんによる、ご家庭で無理なく実践できるメニューをご紹介します。普段の食事にちょっとしたアレンジを加え、塩分とタンパク質を控えた腎臓にやさしい夏のメニューをご用意しました。

ご家族と一緒に楽しめるあのメニューに、旬の素材とひと工夫で夏を乗り切る

減塩や低タンパクに徹することは大切なのですが、あまり規制がありすぎると継続できません。長続きさせるためには、手軽に取り入れることができる“ちょっとした工夫”の必要性を感じます。そこで、今回も一般的な家庭の食事に少しだけ手を加えることで、腎臓病の患者さんも食べられるようにしたメニューを選んでみました。
毎日の食事を楽しみにしている患者さんに満足していただけるよう、バリエーションを工夫しながら、毎回ご提案ができればと思っています。

つくねの照り焼き つくねの照り焼き

タンパク質ひかえめの鶏ひき肉で、ボリュームある一品を

比較的タンパク質の少ない鶏ひき肉を使い、レンコンなどの火を通しても小さくならない野菜を加えることで、焼いても縮まずにボリュームを出すことができます。レンコンは食感が楽しめるよう、ちょっと大きめに刻むと、歯ごたえがあり満腹感も得られます。ツヤツヤと焼きあがったつくねに、彩りよい夏野菜が加わった食欲をそそる一品です。みそをきかせ味付けがしっかりしており冷めてもおいしいので、お弁当にもぴったりです。

この料理の栄養量

この料理の栄養量

エネルギー 236 kcal
水分 123.3 g
タンパク質 15.6 g
カリウム 387 mg
カルシウム 32 mg
リン 111 mg
食塩 1.0 g
  • <材料>

  • 33

    肉の臭みが気になる人は、ここでしょうがをお好みで入れると気にならなくなります。

  • 44

    蒸し焼きにしたら、合わせた調味料をつくねの周りではなく、上にかけてまんべんなくからめるとおいしく出来上がります。

  • 付け合わせの野菜は、素揚げする代わりに少量の油で炒めたものでもおいしくいただけます。

  • 材料

  • 作り方

大根とさつま揚げの炒め煮 大根とさつま揚げの炒め煮

さつま揚げのコクとうまみで、野菜をもっとおいしく

さつま揚げのうまみを活かした炒め煮です。さつま揚げ自体は塩分が高めなので少量にし、にんじんとコンニャクを入れて、かさを増して見た目にもメリハリを付けました。味付けをする際は、砂糖、水、醤油の順にすると味の染み込みが違います。

この料理の栄養量

この料理の栄養量

エネルギー59 kcal
水分73.3 g
タンパク質1.7 g
カリウム128 mg
カルシウム28 mg
リン21 mg
食塩0.6 g
  • <材料>

  • 44

    中火でじっくりと水分がなくなるまで煮詰め、味をしっかり染み込ませます 。

  • 55

    それぞれの素材をバランスよく盛り付け、出来上がりです。

  • 材料

  • 作り方

いんげんのピーナツバター和えいんげんのピーナツバター和え

ピーナツバターを用いた、ひと味違った減塩メニュー

いんげんというとごま和えが一般的ですが、今回ご紹介するのはピーナッツバター味。
いつもの味とはちょっと違い、濃厚で箸が進みます。今回は粒有タイプのピーナッツバターを用いて、ピーナッツの食感が楽しめるものとなっています。また、にんじんを加えて彩りを添えました。

この料理の栄養量

この料理の栄養量

エネルギー 53 kcal
水分 42.5 g
タンパク質 2.2 g
カリウム 161 mg
カルシウム 28 mg
リン 40 mg
食塩 0.3 g
  • <材料>

  • 材料

  • 作り方
身近にある食材を使い、なじみのあるメニューをご紹介し、毎日の食生活に取り入れやすいよう工夫してみました。ぜひ、ご家庭でも試してみてください。次回の「日々の腎臓病食」をお楽しみに。 身近にある食材を使い、なじみのあるメニューをご紹介し、毎日の食生活に取り入れやすいよう工夫してみました。ぜひ、ご家庭でも試してみてください。次回の「日々の腎臓病食」をお楽しみに。

中山 理恵

監修 中山 理恵 監修
中山 理恵

CKD診療や透析を行う専門クリニックで、長年にわたり管理栄養士として、個別にきめ細かな栄養指導を実践。食の楽しみを奪われがちな透析患者さんに、限られた予算でできるだけおいしい食事を提供したいと、日々研鑽を積んでおられます。他院で食事の辛さを経験し、食べ歩いた透析患者さんからも高い評価を得ています。

中山 理恵

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