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第3回 日々の腎臓病食  ~夏編~
~春編~オーヴェルジュ エスポワールから

腎臓病食

本コンテンツは腎臓病食の一例を紹介しております。摂取可能な栄養量については、患者さんごとに異なっております。ご自身が摂取可能な量については、主治医にご相談ください。

今回は西クリニック、管理栄養士・中山理恵さんによる、ご家庭で無理なく実践できる夏にふさわしい腎臓病食をご紹介します。塩分とタンパク質を控えながら、普段の食事にちょっとしたアレンジを加えて作ることができるメニューをお楽しみください。

色鮮やかな夏野菜を取り入れた、目も腎臓も喜ぶメニューで夏バテ防止

食事は毎日のことですから、あまり手の込んだものを作ろうとすると息切れしてしまいます。腎臓病食は毎日続けることが大切なので、手に入れやすい食材で手軽にできることが一番なのではないでしょうか。
そこで、一人暮らしでもご家族がいても取り入れやすい、みなさんになじみのあるメニューをご用意してみました。食事療法の大切さを理解していただくことはもちろんですが、あまり構えることなく、日々の食事を楽しんでいただければと思っています。

鮭フライ変わりタルタルソース鮭フライ変わりタルタルソース

夏バテ防止には、適量の油摂取も必要

暑くなるとさっぱりしたものが食べたくなりますが、そういった食事ばかりだとエネルギー不足になり夏バテの原因となってしまいます。適量の油も身体には必要です。上手に調理に取り入れて、エネルギーを補いながら夏バテを防ぎましょう。
一般的に揚げ物、特にフライは、味付けする調味料も塩分が少ないので、外食でもおすすめの料理です。さっぱりと夏らしいらっきょうときゅうりを使った、いつもと一味違うタルタルソースを添えてお召し上がりください。

この料理の栄養量

この料理の栄養量

エネルギー 318 kcal
水分 88.4 g
タンパク質16.5 g
カリウム 315 mg
カルシウム 24 mg
リン 190 mg
塩分 0.8 g
  • <材料>

  • 22

    程よい食感を残すためにも、らっきょうときゅうりは粗めのみじん切りがおすすめです。

  • 55

    揚げ始めは油の気泡が大きいのですが、中まで火が通ると小さくなります。また、油のパチパチと弾ける音が軽くなったときが、揚げあがりのサインです。

  • 77

    野菜を多く摂りたい、また、物足りないと感じたときは、レタスの代わりにキャベツの千切りを添えるとボリュームが出ます。

  • 材料

  • 作り方

ナスのおろしかけ ナスのおろしかけ

夏野菜を、だしわり醤油と大根おろしでさっぱりと

夏を代表する野菜、ナス。油との相性がよく、揚げるとコクがグンと増します。紫色が鮮やかで見た目にも食欲をそそります。
また、同じく夏が旬の赤ピーマンは、緑色のピーマンよりカロチン、ビタミンC、Eが豊富。色鮮やかな2種の野菜に大根おろしを添えて、手軽に使えるだしわり醤油をかけてさっぱりといただきます。

この料理の栄養量

この料理の栄養量

エネルギー55 kcal
水分90.4 g
タンパク質1.2 g
カリウム202 mg
カルシウム17 mg
リン28 mg
塩分0.6 g
  • <材料>

  • 32

    揚げ物をする際、ナスは乱切りにすると面が多くなるので、火も味も入りやすくなります。

  • 88

    それぞれの素材をバランスよく盛り付け、最後にかいわれ大根の緑で彩りを添えます。

  • 材料

  • 作り方

きゅうりの甘酢しょうが和えわかめ入りきゅうりの甘酢しょうが和えわかめ入り

醤油を使わず、甘酢しょうがで塩分量を調整

わかめは一度ゆでることでカリウム摂取量を抑え、味付けに醤油を使わず市販の甘酢しょうがを活用することで塩分量を抑えています。ピンク色がアクセントとなり、甘酢しょうがの甘酸っぱさがさっぱり食べやすいと西クリニックでも好評の一品です。

この料理の栄養量

この料理の栄養量

エネルギー 15 kcal
水分39.8 g
タンパク質0.4 g
カリウム54 mg
カルシウム13 mg
リン11 mg
食塩0.5 g
  • 材料

  • 作り方
身近にある食材を使い、なじみのあるメニューをご紹介し、毎日の食生活に取り入れやすいよう工夫してみました。ぜひ、ご家庭でも試してみてください。次回の「日々の腎臓病食」をお楽しみに。 身近にある食材を使い、なじみのあるメニューをご紹介し、毎日の食生活に取り入れやすいよう工夫してみました。ぜひ、ご家庭でも試してみてください。次回の「日々の腎臓病食」をお楽しみに。

中山 理恵

監修 中山 理恵 監修
中山 理恵

CKD診療や透析を行う専門クリニックで、長年にわたり管理栄養士として、個別にきめ細かな栄養指導を実践。食の楽しみを奪われがちな透析患者さんに、限られた予算でできるだけおいしい食事を提供したいと、日々研鑽を積んでおられます。他院で食事の辛さを経験し、食べ歩いた透析患者さんからも高い評価を得ています。

中山 理恵

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